喪中はがきは、死亡通知を兼ねてもいいの?病名を書くべき?

最近は家族葬が増えています。
家族葬は、ごく親しい近親者のみでお通夜と葬儀を行いますので、葬儀の参列者は限られています。

家族葬で故人を見送ったあと、喪中はがきを書く時に気になるのが、「死亡通知を書いた方がいいんじゃ・・・」ということです。
家族以外には、亡くなったことを知らせていない場合、年賀状のやり取りをしている人にも、亡くなった経緯や葬儀が無事に執り行われたことなどを書くほうが良いのではと考えますが、喪中はがきの場合は死亡通知は書かなくても問題ありません。

そもそも、喪中はがきとは、喪に服している人が年賀状を出さないので、普段年賀状のやり取りをしている相手に、「喪に服しているので、年賀状は出しません」という、年賀欠礼の挨拶状なのです。
ですので、亡くなった経緯や病名などの具体的で詳細なことを書く必要はありません。

ただ、家族葬が増えていることもあり、唐突に喪中はがきを送るのはどうも違和感がある、という人も多いようです。
やはり、死亡通知も兼ねて送りたい場合は、

祖父 総合一郎が八月十二日に八十八歳で永眠いたしました
葬儀は故人の希望により近親者にて執り行いました
ここに生前のご厚情に深謝いたしますと共に
ご通知が遅くなりましたことお詫び申し上げます
なお時節柄ご自愛のほどお祈り申し上げます
 平成二十八年 十一月

という感じで、死亡通知を兼ねて挨拶文を書きましょう。
この場合でも、亡くなった経緯や病名は書かなくても良いです。
喪中はがきは、あくまで年賀欠礼の挨拶状ということなので、あまり凝ったことは書かずに、喪中である旨と、年賀状を出さない旨が相手に伝われば良いということです。

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