服喪期間とは?親族が亡くなってからいつまでが喪中はがきを出す期間になるの?
親族が亡くなって喪中になったから、喪中はがきを出すというのは皆さん理解していると思いますが、いつからいつまでが喪に服す期間(服喪期間)なのか、よく分からないという方がいますので、整理しましょう。
日本の慣習では、親族が亡くなった場合「忌中」と「喪中」というのがあります。
「忌中」とは、もともと神道の考え方で、死者が穢れであるということで、亡くなってから五十日は、神社に参拝しない期間とされています。
仏教では、四十九日の法要が終わるまでが「忌中」ということになっています。
忌明け・満中陰の挨拶状は、四十九日の法要が終わった後に、葬儀に参列してくれた方などに出すものです。
さて、「喪中」ですが、特に定められた期間というのはありませんが、慣習として12ヶ月〜13ヶ月が一般的です。
一周忌の法要を済ますまでは、喪中ということです。
親族が亡くなってから1年間が喪中期間なので、例えば1月に亡くなった場合でも、年賀状を出さずに喪中はがきを出すのが良いでしょう。
簡単に言えば、その年の内に親族が亡くなった場合は、10月〜11月に喪中はがきを出すとい うことです。
喪中はがきは、「服喪期間のために、おめでたい年始のご挨拶は控えさせていただきます」ということを、相手に知らせる役割を持っています。
逆に言えば、その役割しかありませんので、喪中はがきに葬儀の模様や、参列の御礼などを書く必要はありません。
葬儀への御礼は、満中陰の挨拶状で行うようにして、喪中はがきはあくまで年賀欠礼の挨拶にとどめておくというのが、一般的です。