喪中はがきを出す時期について。年末に不幸ごとがあった場合はどうする?
喪中はがきを出す時期は、大まか11月末頃までが良いとされています。
これは、相手が年賀状を書き始める前のタイミングで出しておくと、相手がわざわざ年賀状を書かなくて済むからという配慮が含まれています。
年賀状の販売は11月1日、投函受付は12月15日になっていますので、遅くとも12月15日までには出すようにすべきです。
ただ、15日以降の年末に不幸ごとがあった場合は、どうすれば良いでしょうか?
もしかして相手はすでに年賀状を投函しているかもしれません。
そんなタイミングで相手に喪中はがきを送ると、相手に気を使わせるかもしれません。
そんな時にオススメなのは、喪中はがきをあえて出さないということです。
その代わり、年が明けてから寒中見舞いとして出すことで、相手に気を使わせないし、失礼にも当たりません。
寒中見舞いでは、年賀状をいただいたお礼と、年末に喪中になったために年賀状を出せなかったお詫びを書くようにしましょう。
具体的には、以下のような感じです。
寒中お見舞い申し上げます
新年の賀状をいただきまして有難うございました
祖父 山田一郎が昨年十二月二十日に八十八歳で永眠いたしましたので
新年のご挨拶を失礼させていただきました
生前中に賜りましたご厚情を深謝いたしますと共に
今後とも変わらぬご交誼の程お願い申し上げます
平成◯◯年 一月
寒中見舞いを出す時期は、お正月の松の内の期間中(1月1日〜7日)にしましょう。
寒中見舞いには、その名の通り、寒い季節に相手の健康を気遣う内容を書くケースが多いですが、喪中の報告を目的としたものは、上記のように喪中はがきの文面に準じた内容の方が良いでしょう。
年末に喪中になった場合は、できれば年内に寒中見舞いを作成し終えておく方が、余裕を持って対処できます。