喪中はがきは、職場の仲間や仕事相手にも出すべき?
喪中はがきは、年賀状をやり取りしている人に、年賀欠礼の挨拶として出すものです。
相手は、親類や友人関係が中心になると思いますが、悩むのが「職場の仲間や仕事相手、取引先にも出すべきなのか?」ということです。
職場の仲間に対しては、あなたが喪中だということがわかっていると思いますので、年賀状のやり取りをしている場合は、喪中はがきを出したほうが良いでしょう。
年賀状のやり取りをしていない人には、あえて出す必要はありません。
一番悩むのが、取引先に対してです。
例えば、あなたが会社の経営者や、経営者の親族だった場合は、会社用は喪中はがきではなく、年賀状にするケースも増えてきています。
個人用としては喪中はがき、会社用としては年賀状、というふうに、使い分けをする人もいるということです。
取引先が、あなたの親族が亡くなったということを知らない場合、先様に気を使わすことのないようにとの配慮が、その理由です。
また、あくまで私的なものと公的なものとを使い分けるということが、理由の一つでもあります。
喪中はがきを出す場合でも、挨拶文の文面を個人用・会社用で変えるケースもあります。
個人用は
父 山田一郎が八月十二日に八十八歳で永眠いたしました
本年中に賜りましたご厚情を深謝申し上げます
明年も変わらぬご交誼のほどお願い申し上げます
平成●●年 十一月
となるのに対し、
会社用は
弊社取締役会長 山田一郎が八月十二日に八十八歳で永眠いたしました
本年中に賜りましたご厚情を深謝申し上げます
明年も変わらぬご交誼のほどお願い申し上げます
平成●●年 十一月
と、続柄のところを役職名に変えて使い分けるケースですね。
このように、喪中はがきには「これ」という決まったルールがありませんので、個人用と会社用とで使い分けても問題ないです。
また、個人は年賀状で、会社は年賀状でという風に、使い分けても問題ありません。