喪中はがきに誰が亡くなったか書かなくても良いの?
喪中はがきの文面は、いつ、誰が、何歳で亡くなったということを明記するのが一般的です。
例えば、
義父 山田一郎が8月1日に88歳で永眠いたしました
というふうに書きます。
ところが、様々な事情で誰が亡くなったのかを書かずに、単に喪中であることを伝えたいというニーズもあります。
誰が亡くなったのか書くべきかどうかですが、その答えは「書きたくなければ書かなくて良い」です。
一般的な喪中はがきの文例は以下の通りです。↓
喪中につき年頭のご挨拶を失礼させていただきます
祖父 山田一郎が八月一日に九十九歳で永眠いたしました
本年中に賜りましたご厚情を深謝申し上げます
明年も変わらぬご交誼のほどお願い申し上げます
これを、誰が亡くなったの書かない場合は、挨拶文の一行目を取って
喪中につき年頭のご挨拶を失礼させていただきます
本年中に賜りましたご厚情を深謝申し上げます
明年も変わらぬご交誼のほどお願い申し上げます
と書けば問題ありません。
喪中はがきを出す相手が、すでに誰が亡くなったのかを知っている場合、あえて故人の情報まで書かずともわかります。
ただ、誰が亡くなったのか知らない人が、この喪中はがきを受け取ったら「誰が亡くなったのだろう?」と疑問に思いますし、なんだか落ち着かない気分にさせてしまうかもしれません。
まして、後日会う機会があった時に、誰が亡くなったのか知らないと、なんと声をかければ良いのか途方にくれてしまいます。また、「よっぽど言いたくない事情があるんだろう」と変に勘ぐってしまうかもしれません。
だから、よっぽど特別な事情がない限り、せめて誰が亡くなったのかだけは分かるようにしておくことを、お勧めします。
享年や没年月日などは省略しても構いません。その場合、
義父 山田一郎が永眠いたしました
とすれば良いです。
こう書くだけで、相手は変な疑問を持つこともなく素直に受け入れられます。